チュークのメインホテルである、ブルーラグーンリゾート。頭文字をとってBLRと言うことも多い。略称はブルーラグーン。ジープ島に行くにはブルーラグーンを経由したり、泊まることが多い。チューク在住の著者が何度も泊まって情報をまとめてみた。
※情報は正確なものを載せるよう努めたつもりだが、途上国なのでその時の状況で色々変わることもある。それを承知で参考にして頂ければ幸いです。
ブルーラグーンリゾートってなに
元々、同じ場所にあったホテルをブルーラグーンダイブセンターが1998年に買収する形でブルーラグーンリゾートは生まれた。
元のホテルは旧コンチネンタル航空が所有していたトラックコンチネンタルホテル。1970年にできた。チュークにある3つの観光向けホテルのうち、最も南国っぽい雰囲気があり、少し施設の老朽化が目立つものの雰囲気は良い。ちなみにホテルの開業の方が先で、ブルーラグーンダイブセンターができたのは1973年。チュークの無人島リゾートであるジープ島とフォノム島を所有している。
ジープ島とフォノム島についてはこちらの記事をどうぞ。
kurakurakurarin.hatenablog.com
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場所
ミクロネシア連邦チューク州のウエノ島の南端にある。空港からは車で25分程度。リゾートのまわりには特になにもなく、タクシーは捕まりにくいのでホテルから街に出るには送迎を頼むか、レンタカーが良い。
部屋、値段
部屋は2種類のみ。スタンダードが52部屋でスイートが2部屋。
金額は1人料金、2人料金があり、それ以上はエキストラベッド扱いになる。1階と2階で料金が異なる。予約はメールのみ。エクスペディアなどの予約サイトは全て非対応。
スタンダードルーム
1階と2階で料金が異なる。
1階:1泊1部屋で1人だと131.25ドル。2人だと147ドル。エキストラベッドは+57.75ドル。(2018年12月の金額)
2階:1泊1部屋で1人だと136.5ドル。2人だと152.25ドル。エキストラベッドは+57.75ドル。(2018年12月の金額)
全部屋ツインベッド。クーラー、冷蔵庫、コンセント、洗面台、ホットシャワー、テレビ(放送は映らない。テレビがない部屋もある)がある。ホットシャワーは基本出るが、調子が悪かったり、たくさんの部屋が同時に使うと出なくなる。室内は禁煙。全部屋にベランダがあり、ベランダで喫煙可。
ケトルは用意されていないが、フロントに言えば無料で借りることができる。または、レストランに言えばお湯は無料でもらえることが多い。
1階と2階の部屋の違いはほぼないが、個人的には2階の部屋の方が好き。天井が高いし、ベランダからの眺めが良い。ただし、エレベーターなどはないので階段移動になる。1階の部屋だと2階の足音などがギシギシうるさい。
アメニティ
バスタオル、フェイスタオル、トイレットペーパー、ティッシュ、シャンプー、コンディショナー、ボディーローション(乳液のこと)、石鹸、ドライヤー(弱い。故障も多い)、コップ、飲料水、ハンガーがある。アメニティは必ず揃っているわけではないので、もしない場合や欲しいものがあればフロントに相談してみよう。傘は部屋にあったりなかったり。
最低限のアメニティは揃っているが、ハブラシだけないので、持参必須。忘れてもVINSマートで買える。
スイートルーム
宿泊は210ドル~。特にスタンダードと変わらないので、わざわざスイートルームをとる必要はない。
ホテルの設備
フロント
基本、常に人がいる。英語が通じる。フロントには沈船に関するボードやトラック大空襲の写真などが飾られている。
Wi-Fi
フロントでのみ使える。部屋では使えない。速度は遅めだが、メールやラインなどは問題なくできる。重いファイルなどのやり取りはできない。
ランドリー
有料サービスで用意がある。
売店
お土産、お菓子、飲み物(ソフトドリンク、ビール)などが売っている。酒類は高いので、缶ビールなどは後述のVINSマートで購入しよう。
サロン、床屋
オイルマッサージ(40ドル)、ヘアカット10ドル。どちらも質は問題ないらしい。
VINSマート
ブルーラグーンリゾートの隣にある唯一のスーパーマーケット。小規模なお店だが飲み物、お菓子、日用品などが売っている。
ビールは一見売られていないが、隠して売られているので店員に聞いてみよう。バドワイザーのみ販売で、最低ロットが12缶または24缶。1缶単位では売ってくれない。でもフロントやレストランで買うよりも半額以下で買うことができる。日曜日休み。
ディープダウン
ダイブセンター隣にあるローカル向けレストラン。看板もなにもないのでわかりにくいが、1食3ドル程度で食べることができる。日曜日休み。
レストラン、バー
併設レストランが1軒ある。6:30~10:00、11:00~14:00、18:00~22:00に空いている。定休日はない。ホテルが満員に近いとレストランもかなり混む。その場合、席がなかったり、料理の提供に1時間以上かかることもあるので特に朝食と夕飯は席を先に取ったり、開店と同時に行くなど、工夫をしないと痛い目を見る。
朝ごはんのおすすめはコンチネンタルブレックファストとアメリカンブレックファスト。
安いし、コーヒーがついてくる。コーヒーは飲み放題。あとはモエンドーナツとコーヒーの組み合わせも好き。
お昼ご飯と夕飯はほとんど同じメニュー。個人的に好きなのはラプラプムニエル(ハタのムエル)
味噌汁付きの寿司コンボ
刺し身も美味しい。
食前に提供されるパンはおかわりができる。デザートにはフライドアイスクリームがおすすめ。
オーダー後に外のバースペースなどに運んでほしい、と頼めば外で食べることもできる。
バー
中庭にバーが1軒。毎日開いているが、客が少ない日は営業しなかったり、すぐ閉めてしまうことも多い。ビールなどは1缶5ドル程度。
外にあって、雰囲気はすごく良い。風も気持ちいい。
一通りのお酒は揃っているが、あれがないこれがないと言って作れないカクテルもある。言わないとメニューが出てこないが、沈船の名前がついたオリジナルカクテルがあるので気になる人は頼んでみよう。
ビリヤードがある。1プレイ1ドル。
観光、遊び
ブルーラグーンリゾートの場所は日本統治時代、空港だった。敷地内の海沿いにはトーチカや構造物の跡などがあって、戦跡としての価値もある。
敷地の西側には広くはないが、小さなビーチもある。
ホテルの宿泊者はカヌーとSUP(スタンドアップパドルボード)を無料で借りることができる。借りる場合は部屋番号をフロントで言ってから借りる。基本的にホテルのまわりは穏やかなのでゆったり楽しむことができる。夕暮れ時にSUPの上で飲むビールはとても美味しい。
敷地内が広いので散歩も楽しい。朝日と夕日がキレイに見えるのでその時間は外で過ごすと気持ちがいい。蚊は多くはないが、いるので気になる人は虫よけを。夜になると地面からカニとかカエルが出てくる。
ビーチ沿いにはハンモックやチェアなどがある。なければフロントにいえば出してくれる。
夜は晴れていれば星がきれい。敷地の東側の先に行くと東屋があって、電気を消すと星がキレイにみえる。
潮が引くと、東側に大きな砂浜が出現する。ここを歩くのも楽しい。
その他ポイント
ゆったりした雰囲気のリゾートだが、施錠忘れによる空き巣もある。ベランダ側の窓もきちんと閉めて外出しよう。ドアに鍵が2個ついているが、上部の鍵はかけないほうがいい。壊れていてドアが開かなくなることがある。
一日に数回、突然電気が消えるが停電ではなく、発電機の切替作業を行っている。毎回3分くらいで復帰するので、安心して待っていてばOK。24時頃の停電時は星を見るチャンス。一瞬だけど、満点の星空が見える。
ホテル、レストランではカードでの精算が可能。
ブルーラグーンリゾートの良いところ、悪いところ
他のホテルとの比較のために箇条書きしてみた。かなり主観が入っているので、あくまで参考程度に。
ブルーラグーンリゾートの良いところ
- ジープ島やフォノム島に行ける(いくためにはブルーラグーンリゾートに滞在が必要)
- ヤシの木がたくさん生えていて、小さなビーチもあって、南国リゾートの雰囲気がある。
- SUPやカヌーが無料で楽しめる。
- 中庭のバーの雰囲気が好き。
- 敷地が広いのでゆっくり散歩したり、潮が引いた時にサンドバーを歩いたり、星を見たり、自然で遊べる。
- レストランのメニューが多くて、1週間滞在程度なら飽きない。味も美味しい。
- 猫と犬がたくさん居て人懐っこい。かわいい。
- 全部屋にベランダがついていて機材を干したり、ベランダでゆっくりできる。
ブルーラグーンリゾートの悪いところ
- Wi-Fiがフロントでしか使えない
- 施設の老朽化が目立つ(トイレ、鍵、立て付け、冷蔵庫)
- 部屋にいると外の音がけっこう聞こえる(外を歩く音、2階の物音、猫の鳴き声)
- レストラン、部屋、フロント、ダイブショップが離れていて毎度歩くのがめんどくさい。雨が降るとさらにめんどくさい。
- チュークで一番大きなホテル、ダイブショップなので混むとレストランとかがめちゃくちゃ時間かかる。
- スーパーマーケットなどの買い物面で少し困る(敷地内のVINSストアで最低限のものは一通り揃うが、街中のスーパーにはかなわない。特に酒類)
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中心街にある、もうひとつのダイビングリゾート「トラックストップホテル」についてはこちら。
kurakurakurarin.hatenablog.com
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